レアル・マドリードではチームメイトだが、今回はそれぞれのチームのキャプテンとして、敵同士だった、ルイス・フィーゴとデイビッド・ベッカムの明暗が分かれた。
現在、ポルトガルでは
EURO2004の真っ最中である。
昨日から決勝トーナメントに入り、PK戦までもつれ込む激戦の末、開催国であるポルトガルがイングランドを破り、全大会と同様のベスト4進出を決めた。
ポルトガルは、初戦のギリシャ戦にまさかの敗退を喫し、グループリーグ突破も危ぶまれたが、ここまで勝ち上がってきた。
今大会、イングランドのキャプテンである、デイビッド・ベッカムは、PKを2度外してしまった。1回目は、フランス戦の後半、2回目は、ポルトガル戦のPK戦の1人目。
ベッカムにとって、苦い経験になってしまったことだろう。
ベッカムのPKは、なぜか印象に残る。特にW杯のアルゼンチン戦のPKは忘れられない。今回のポルトガル戦のPKもやや芝に足を滑らせ、豪快に外していてインパクトがあった。
まあ、本職のサッカー以外でも何かと話題の尽きないベッカムだが、やはりサッカーをしている時の彼は、1番輝いていると思う。彼のキック精度は、世界一ではないかと思う。それくらい正確である。別にベッカムが好きで言っている訳ではなく、本当に関心してしまう程の精度なのである。
今大会、非常に悔しい思いをしただろうが、これをバネにより一層練習に励み、2006年のドイツW杯での躍進に期待している。イングランドには、ウェイン・ルーニーというすばらしい若手も育っているので、こちらにも期待したい。2年後が楽しみである。
これから、今大会の大本命で、2連覇を狙うフランスとグループリーグでポルトガルを倒した伏兵ギリシャの準々決勝がある。
ギリシャがどこまでフランスに追いすがれるかに注目して見たいと思う。