前回大会の覇者であり、今大会、連覇を狙うフランスが決勝トーナメント1回戦で敗れるという波乱があった。
やはり、どんなにチームを完成させたとしても、連覇というのは難しいのだと感じた。
数々のチャンスをものにできず、1点が遠かった。
どんなに攻めていようが、点が入らなければ、勝つことができない。
逆に、どんなに攻められていようが、耐え抜き、ワンチャンスで決めれば、勝てるのである。この試合でフランスは11本のシュートを放ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。一方、ギリシャは、5本しかシュートできなかったが、その中の1本のドンピシャのヘディングによって、ゴールに突き刺し、それが決勝点となった。支配率の面でも、フランス55%、ギリシャ45%でフランスの方が支配していた。これだけ見れば、フランスが勝ったと考える人の方が多いだろうが、そんなことは関係無く、結局、ゴールを多く決めたチームの勝ちなのである。
勝負に絶対はないのである。何が起こるかわからないし、何が起こってもおかしくないのである。だからこそ、諦めてはいけないし、諦めなければ、どんな相手にだって勝てる可能性はあるのである。そういう真剣勝負の中に、勝負の厳しさや面白さがあるのだと思う。
やっぱりスポーツは、すばらしいなと思いました。